らくだ工務店
「ダンボール・ブルース’」


らくだ工務店は1999年に主宰の石曽根有也を中心として結成された集団です。現在に至るまで私たちは主にシチュエーションものを中心に、ごくごく日常の風景を切り取った会話劇を上演してきました。「日常」には私たちの気付かない、あまりにも単調すぎて見逃してしまっている「ドラマ」が数多く眠っているからです。そして、日常には「滑稽」な瞬間があふれています。押し付けがましくなく、静寂の中で口元を緩める瞬間が必ず存在するのです。私達は、そこに流れる空気や温度を大切にした作品を創っています。そこには誰もが一度は感じたことのある緩やかな風が吹いているはずです。


公演案内

公開二次審査の模様

稽古場レポート


らくだ工務店「ダンボール・ブルース’」


●脚本・演出/石曽根有也 ●出演/一法師豊 志村健一 今村裕次郎 
兼島宏典 石曽根有也 瓜田尚美 山内三知 大佐藤崇(ロリータ男爵) 高塩誠(ハナウタカプセル) 
●舞台美術/福田暢秀 ●美術製作/F.A.T STUDIO ●音響/菊池秀樹 ●照明/三瓶栄 
●宣伝美術/C-FLAT ●制作助手/高橋邦浩 ●企画製作/音光堂 


公演日程
2月27日(金) 19:30
2月28日(土)14:30/19:30
2月29日(日)13:30/17:30

チケット
前売券/2,500円(全席指定)
当日券/2,800円

 
問合せ/03-3324-8136
E-mail:rakuda_info@rakuda.onkoudo.gr.jp
http://rakuda.onkoudo.gr.jp

 

先日、事情があって病院へ行った。かなり大きな病院だった。沢山の入院患者がいた。そして、沢山の看護師がいた。しかし医者は一人も見かけなかった。廊下には様々な機械類が置いてあり、病室に入ると血液の匂いが僕の鼻をついた。人間の匂いがした。とても人間っぽい匂いがした。その中で小さな男の子がゲームに夢中になっていた。向かいでは白髪の男性がお茶をすすっていた。2人ともどこも悪そうではなかった。しかしその腕からは透明のチューブが天井まで伸びていた。あまりの息苦しさに僕は廊下へ飛び出した。そこではお見舞いに来た女の子が元気に走り回っていた。ゆるい時間だけが過ぎていく。真っ白なシーツと真っ赤な血と真っ暗な部屋と真っ青な空と……。人間の匂いがした。とても人間っぽい匂いだった。(公演企画書より)

2年ほど前、ほぼ同様のタイトルの作品を上演しましたが、今回の作品はまったくの新作です。病院の屋上という設定を除いては……。ただ、晴れた冬の日の出来事。春になる少し前の日の出来事。


らくだ工務店の公演をみて、「少しずつだけれど、なんとか自分たちの表現をしたい気持ちが全体に感じられて」とても心地よい時間を過ごしたのですが、もしかしたら僕だけが過剰に楽しんでいたのかも、とも少し思っていました。が、今回、審査会場の雰囲気に全く臆することなく、堂々と自分達の表現をしている彼らを観て、あらためて自分の感じたことが、間違っていなかったんだなあと嬉しくなりました。かなり期待していただいてよいと思います。

坂口真人(演劇ぶっく社代表)


チケットのお求めは、各劇団及び右記まで。

●チケットぴあ TEL:0570-02-9988
        TEL:03-5237-9966(Pコード予約)
 Pコード  らくだ工務店  351-034

●イープラス http://eee.eplus.co.jp TEL:03-5749-9911
 
*当日券の受付開始は開演の1時間前、開場は30分前となります。
*開演後のご入場はお断りする場合がございますので、予めご了承ください。


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