推薦の弁


入江たのし | ウニタモミイチ | 坂口真人 | 武藤起一 | 宮城聰 | 宮沢章夫

■入江たのし(プロデューサー)

ガーディアン・ガーデンも回を重ねるにつれ、審査会で個人的に推薦するにあたり「 責任を取る」必要が出てきた。無責任なワタシには過酷極まりない。どんな責任を取 るかは明確ではないけど、責任が取れる3劇団であることだけはまちがいない。

■ ウニタモミイチ(演劇エッセイスト)

審査会で私が執拗に食い下がったり、或る劇団の名を変えさせたりしたことで、後に 非難の声が相次いだ(私のGGフェスを思う情熱が過剰なのだそうだ)。だがそんな 波乱のプロセスの上にこそ、他でもないGGフェスの醍醐味というものが成立するの である。

■ 坂口真人(「演劇ぶっく」代表)

今回選ばれた3チームの俳優達は、普通ではない人が多い様な気がしてとても楽しみ です。

■ 武藤起一(映像環境プロデューサー)

2年ぶりに審査に参加して思ったのは“良くも悪くも演劇の世界は変わらないなあ” ということ。“こんな時代に、なぜ自分たちは芝居をやってるのか”がわかった劇団 が少なかったからだ。そんな中で「ゴキブリコンビナート」は“俺は芝居をやるんだ !”という切実な思いがググッと伝わった。他の2劇団もある程度伝わった。そうい う意味で今回の選考は正しいと思っている。後は、本番で彼らがそれを実証してくれ ることを祈っています。

■ 宮城聰(ゲスト審査員/「ク・ナウカ」主宰)

いま、この瞬間に見ておいてほしい。ここには、いまにも消えてなくなってしまうか も知れない3集団がある。だがその魅力は、消えてなくなりそうな危うさにあるわけ ではない。そもそも演劇界には、いまにも消えてなくなりそうな集団しか無い、とい っていい。この3集団の魅力。それは根性がしぶとくないところだ。この先そこそこ 個性的な、そこそこ人気のある劇団として、テレビやCMにもちょこっと出ながらた くましく生き長らえていく、というそこそこサクセスストーリーは彼らには無縁だ。 1〜2年のうちにすっかり行き詰まり、こころざしもクオリティも地に墜ちる。鳴か ず飛ばずのうちにみんなから忘れられる。その可能性が8割。久しぶりの本格派とし て、インターネットの話題独占、狭い日本に住み飽きて世界の檜舞台に進出。果ては 、利賀新緑フェスティバルにもご登場下さる。その可能性もすこし。そしてその前に 。いまだけの一瞬の輝きを、目撃しておいてほしい。

■ 宮沢章夫(ゲスト審査員/劇作家)

審査員などという高い場所から、参加者の作品を見ている気持ちなど少しもなく、い つだって同じ高さの位置から、ちくしょう面白いじゃないかこのやろうという思いを 抱きたいわけで、そうした出会いを期待し、刺激されるなにかを見つけ、僕とはまっ たく異なるなにかを持った人たちの可能性に嫉妬し、おまえらがそう来るんだったら 、俺はこうしてやろうじゃないかと、また次のことを考える。これは、あなたがたと 私との闘争です。

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にしかど (nskd@enpe.net)