参加劇団代表者へのインタビュー


本年5月から6月にかけて開催されるフェスティバルに参加する3団体の代表者の皆さんにお集まりいただきまして、参加の意気込みなどをお伺いしました。参考資料としてぜひご一読ください。

(出席者 ユニークポイント(成金天使改め)-山田裕幸/ゴキブリコンビナート-Dr.エクアドル/芝居企画絶対王様-笹木彰人/ガーディアン・ガーデン事務局)

ガーディアン・ガーデン(以下GG):みなさん、フェスティバル参加おめでとうございます。今日はこうして代表者の方にお集まりいただいて、皆さんがいったいどういう団体なのか、どういう経緯でフェスティバルに出場することになったかを、ざっくばらんにお話ししていただこうと思うのですが、まずフェスティバルへの参加、つまり、昨年末の二次審査会で3団体に残れたときの皆さんの感想からお伺いしたいと思います。

山田:プレゼンの感触が思った以上によかったので、とりあえず3団体には入るだろうと思ってました。でも、一回目の投票ですんなりいくとは思ってなかったので、正直、「こんなに簡単に決まってしまっていいのかな」というのが実感でしたね。過大評価されているんではないかとか、喜びというより、プレッシャーを感じました。

Dr.エクアドル(以下エク):応募しておいていうのもなんですが、意外でした。当初はプレゼンに参加できるだけで意義があるし、宣伝にもなるだろう、なんて軽い気持ちだったので、3団体に選ばれたことに関しては、少し驚きました。

笹木:……はっきり言って決まった瞬間はちっとも嬉しくありませんでした。審査員6人の声の大きさや権威のある雰囲気が同じじゃないのが辛かったです。まぁ物事を決めるのにそういった空気ができるのは仕方ないんですけどね。……でも今は嬉しいですよ。あれだけ言われて残れたってのは逆にすごいなと。ヒールはヒールでかっこいいなと。
選考過程での選考委員とのやりとり参照

GG:そもそもどういう経緯でフェスティバルに応募しようと思ったんですか?

笹木:売名行為。

エク:サルヴァニラという舞踏の団体に客演したときにヴァンテを使わせていただいて、いいホールだなと思っていたんで、機会があればゴキブリコンビナートでも使ってみたいという気がありました。フェスティバルで、ということになると、GGの過去の出場団体を見てみれば、今風なポップな劇団中心という印象があって、僕らアングラテイストがベースになってるところとは明らかに毛色が違うと思ってたんですね。でもあえてそこで、「なんだ、60〜70年代の感覚で時代錯誤なことをやってるやつらがいるのか」、もしくは「一見アングラ風だけど、これまでのものとは違うな」というような理解のされ方を試したかった、という意識がありました。僕らは僕らなり に今風のことをやっているつもりですし。

GG:このフェスティバルからポップな印象を受けますか?(笑) 人の感覚もそれぞれということで、山田さんは?

山田:今年は、静岡での生活も飽きたし、東京に戻って来ようとは思っていたんですが、それにしても公演が何も決まってないのは少し寂しいというか、不安というか。そんな折、たまたまGGフェス参加団体募集のチラシを見まして、もちろんGGフェス自体は前から知っていたんですけど。その段階で〆切が2、3日後だったんで、それから急いで書類を作って、ビデオを編集して、速達で送りました。

GG:3人とも小劇場界ではまったくの無名の新人ではありませんよね。折り込みとか見ていれば、3団体とも観たことはなくても聞いたことはある団体だと思うのですが、ここで自己紹介もかねて、代表者であるの皆さんの年齢とか、演劇とか舞台に関わっている経歴を教えてください。

山田:僕は中1の時、学芸会でロミオをなぜかやって(笑)それではまりましたね。高校でも演劇部で、大学入っても役者やってました。演出とか脚本とか、何の興味もそれまではなかったんですが、偶然にも僕が入った大学の演劇部は、人数も少なくって盛り上がってなかった。公演やるにも、脚本書く人も、演出やりたいっていう人もいなかったんですよ。今思えば、これが逆に恵まれてたと思うんですが、徐々に舞台に立つより、こっちで見ていたほうがいいかなって思って、役者をやらなくなりました。中1でロミオやったのが13歳でしたから、演劇経験は今年で15年ですね。(笑)

笹木:つきなみないい方ですけど、成り行きです。遊園地でぬいぐるみショーのバイトをしていたときに、仲間に演劇をやっている人がいて、たまたまその劇団に出演して、あれよあれよという間にこんなことになってしまいました。

エク:19歳のときに、好きな漫画家の絵がチラシになっている芝居を観にいって、役者になりたい、と強く思ったのがきっかけです。それからいろんな公演を観にいったり、劇団に顔をだしたりしてたんですが、結局自分で劇団を作ることにしました。小劇場デビューは今から8年前で、年齢は今年32歳です。

GG:活動を続けていく上で、目標とか目的とかありますか?

笹木:「面白いってなんだ?」ということをつきつめたい、というのが表向きで、本音をいうとすれば、チヤホヤされたい(笑)。

山田:僕はトップスで芝居ができればいいな。あそこで1週間くらい公演をうてればいいっていうのが、とりあえずの目標です。別になにか企んでいるわけではないので。

エク:こういう活動で自分が大金持ちになれるとはとても思えませんけど、毎回公演ごとにできる膨大な借金のために、自分が本当にやりたいこととは何の関係もない不本意な仕事に身を粉にして働き続けるこの人生は何だろうって思っています。やりたいことのためにやりたくないことを死ぬほど一生懸命やらなくてはならないという生活は地獄です。だから目標は、抽象的ですが、演劇のことだけを四六時中考えていられるような身分に到達することです。

GG:観に来ていただくお客様に何かあればどうぞ。自分たちのアピールとか。

笹木:ウチはクラッシック音楽と芝居の激突! 濃厚なキャラとろくでなし連中との激突! ただよぬるい空気! この3本を柱とした正統派エンターテイメントです。食べ物で例えればカレーライスみたいなもの。お客さんの人生観や価値観を変えるようなことは一切ありません。気軽に観に来て気軽に帰ってください。

山田:楽しんでもらえると思います。役者同士のかけひきみたいなものを感じてもらえれば、なお一層面白いと思います。

エク:当日はなるべく派手な格好でお越しください。客席が華やぐに越したことはありません。お祭りですから。心のね。派手な服を持っていない人はそれはそれでいいです。あと、登場人物の複雑な胸中を洞察するような人情の機微を穿った演出はありません。

GG:最後に一つ。人となりがでると思いますので、尊敬する人をあげてください。

エク:劇団員の竹田君。年金をもらえない母に仕送りするという激貧な生活の中で演劇を続けている。僕もそうとう逆境だと思いますが、彼は本当に凄いです。

笹木:人じゃないですけど、ウチで飼っているモモンガは、マイペースで尊敬に値しますね。あと自信たっぷりに生きている人は、嫌味半分、尊敬します。というか羨ましい。

山田:すべての女性。

GG:というわけで、ありがとうございました。本番を楽しみにしています。

(以上、引用・抜粋自由、追加取材につきましては事務局までお申し付けください)

ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル事務局
TEL:03-5568-8818 FAX:03-5568-0512
担当:西沢有紀子・大桶真

※一次二次の選考過程については以下をご覧下さい。
『えんげきのぺーじ』
http://dx.sakura.ne.jp/~nnn/play/gg99/

(このページの文責:ガーディアンガーデンフェスティバル事務局)
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